2008 Information Literacy Seminar.
今日から4週間は、画像処理編です。CDコースと関係が深い内容ですが、どのコースでも身につけておいて損はないことですので頑張りましょう。
※クラスメイト紹介レポートを提出したら、二次利用や不正流出などによる悪用を防ぐため、自分の分の紙のレポートを残して、Wordファイル、ダウンロードした画像ファイル、サイボウズのスレッドに投稿した記事等のすべてのデジタルデータを、すべて削除してください。
画像の補正や合成、解像度やカラーモードの変換などの画像編集に使われる代表的なアプリケーションがPhotoshopである。画素(pixel)が方形に並んだビットマップと呼ばれる画像(例えば写真画像)の編集を得意としている。この演習では、2つの異なる写真素材を合成し架空の生物を創造することを通して、コンピュータにおける基本的な画像編集の方法を学ぶ。
以下はPhotoshop CS2の画面であり、CS3ではレイアウトが少々変更されてるが、基本操作やアイコン表示はほぼ同様である。最上部にメニュー、左側に各種ツールボックス、右側に各種設定パレットがある。右側のパレットはメニューの「ウィンドウ」から表示することができる。左側のツールを選択すると、メニューの下に各ツールに即したオプション・メニューが表れ、適用範囲やサイズなどの細かな設定が可能となっている。個々の設定やツールの使い方は、メニューの「ヘルプ」を参照してほしい。この演習では、課題制作に使用する基本的な機能と使い方のみをとりあげる。

下記に示す素材集の中から、植物と動物の形態・テクスチャーをよく観察し、お互いの相似な部分を見つけて、ひとつの新たな架空の生物として合成しなさい。奇怪なキメラを作るということではありません。あくまで植物と動物の「似たところ」をうまく見立てて、両者を結びつけて自然に見えるように合成してください。合成に使用する素材は、植物1種類、動物1種類の2つとします。

「スタート」→「すべてのプログラム」→「Adobe Photoshop CS」で起動
*最新バージョンのPhotoshop CS3が入っている端末室ではCS3を使用。
ファイル→「開く」で保存した素材を2つとも開く。
選択ツールを使い必要な部分を選択する。選択ツールには「長方形選択ツール」、「なげなわツール」、「自動選択ツール」の3つがある。
長方形に選択範囲を作成する。オプション・メニューの「スタイル」→「固定」で数値入力を行い選択範囲を作成することもできる。
マウスの動きにあわせて自由な選択範囲を作ることができる。
背景が単色の場合には、「自動選択ツール」を使うと便利。「自動選択ツール」で背景の色を選択すると許容値の範囲内で同色を自動選択してくれる。下記のように背景を選択し、メニューから「選択範囲」→「選択範囲の反転」を選ぶと背景を除いた画像だけを選ぶことができる。


メニューから「編集」→「コピー」をして、もうひとつの画像ウィンドウを選択して「編集」→「ペースト」。または、選択範囲を作ったら「移動ツール」でもうひとつの画像ウィンドウにドラッグする。ペーストまたはドラッグされた画像の方には自動的に「レイヤー」がひとつ増える。

レイヤーはひとつの画像に透明なシートが重なっているようなもので、レイヤーそれぞれに画像の編集が可能である。したがって、レイヤーが異なっていれば画像を消去しても、他の画像には影響がない。また、レイヤー毎に透明度や色補正が可能であるため、要素毎にレイヤーを分けておけば、様々な加工と検討が可能になる。また、レイヤーパレットの上にあるレイヤーほど重なり具合も上にある。この順序はレイヤーをドラッグして入れ替えることでいつでも変更可能である。また、レイヤーパレットにあるオプションボタン(小さな矢印)をクリックするとレイヤーそのものを複製するなどのメニューが現れる。

メニューの「編集」→「自由変形」を選択するとコピーした画像にハンドルが表示されるので、このハンドルを操作することにより、拡大縮小、回転などが可能。操作を終えると「変形を適用するか」というアラートがでるので「適用する」をクリックし変形を確定させる。

ツールボックスの「消しゴムツール」を使い、背景などの余分な画像を消去する。「消しゴムツール」は、サイズや消す強さの度合いをオプション・メニューで調整可能。はじめは大きなブラシサイズと不透明度100%で大まかに不必要な部分を消去し、細かな部分はズームツールで拡大をし、ブラスサイズを小さくすると消去しやすい。ズームツールはAltを押しながらクリックするとズームアウトすることができる。


メニューの「イメージ」→「色調補正」で明るさやコントラスト、カラーバランスなどの調整を行う。それぞれが画像にどのような効果をもたらすのかは実際に値を調整して確認してほしい。

画像の一番明るい部分と一番くらい部分、中間色の3つのポイントのバランスを変えることで階調をコントロールすることができる。下のヒストグラムは黒から白までの明度のなかで、それぞれのピクセルがどの階調に位置しているかの量を表したものである。したがって黒から白までのポイントの間が狭くなればなるほどコントラストは強くなる。

階調を選択したポイントの値にしたがって置き換える。カーブ上でポイントを作成し、そのポイントを動かすことにより調整が可能。ポイントを上に動かすと出力値が高くなって画像が明るくなる。反対に下に動かすと画像が暗くなる。トーンカーブはその名の通り、カーブに沿って色調が補正されるので、自然な階調で補正できるのが特徴。

補色関係にあるRGB(Red, Green, Blue)とCMY(Cyan, Magenta, Yellow)の比率を変えて画像のカラー調整を行う。 プレビューチェックボックスにチェックを入れて、実際の画像を確認しながら色合いを調整する。

ツールボックスの「コピースタンプツール」を使い、合成した下の画像となじませる。「Altキー」をクリックするとカーソルが照準に変わるので、これでコピーしたい色の部分をクリックする。そのまま塗りたいところにカーソルを移動してクリックすると先ほど照準カーソルであわせた色が塗りつぶされる。サイズや不透明度を変更することにより、2つの画像をなじませることができる。照準はレイヤーをまたいで色を採取することができるので、どのレイヤーの色を採取しているのかに気をつける。

画像の一部に影をつけるためには、ツールボックスの「焼き込みツール」を使用する。消しゴムツールなどと同様にサイズや露光量の値を変えることで、焼き込みの具合を変えることができる。反対に「覆い焼きツール」を使えば、画像の一部を明るくすることができる。

画像の合成が完成したら、メニューの「ファイル」→「別名で保存」を選択し、もとの素材ファイルは残したままで新たなファイルとしてHドライブに作成した「plants_animal」フォルダに半角英語で名前をつけて保存する。保存形式はレイヤー情報を保存できるPSD(Photoshop)形式で保存する。

ディスプレイの表示能力やプリンタの印刷能力、スキャナの分解能力など、画質のきめ細かさを表す尺度。1インチの中に並ぶ画素の数で表わし、この値が高いほど、より自然に近い画質が得られる。解像度が低いと、画像や文字に「ジャギ」と呼ばれるギザギザが表れる。解像度が高い方が画像としてはきれいで滑らかだが、その分情報量が増えるためデータとしては重くなる。単位としてdpi(dots per inch)やppi(pixels per inch)が用いられる。
1ピクセル(画素)に割り当てられた色の情報量(いくつの色が使われているか)をあらわす。1ビットなら1ピクセルが2階調しかもたないので、白黒2階調の画像となる。24ビット(RGB各色8ビットでそれぞれ256階調を表現できる)だと1ピクセルに約1670万色(256×256×256)を表現できる。この24ビット色深度のことをフルカラーと呼んでいる。Photoshopのカラーパレットを見るとRGBのカラースライダーの値が「0~255」の256階調で設定されていることが確認できる。
写真画像などピクセルを碁盤のように方形にならべて表現された画像。ピクセル数が多いほど細かい表現が可能だが、その分情報量が多くなる。また、色深度によっても情報量が変化する。
モニタ上で表せる色は「光の三原色」と呼ばれるRed、Green、Blueの3色ですべて表現される。頭文字をとって通常「RGB」と呼ばれる。
あなたは「究極のお絵かきツール」を開発しました。それはこれまでにない画期的な絵が描けるということで、子供たちのあいだで一躍評判になりました。それは一体どんなものでしょうか。解説してください。出来ればツールのスケッチ付きで。