平成18年度プロジェクト 教員提案テーマ

担当: 綿貫 理明

テーマ名: ディジタル万華鏡を作ってみよう

光の芸術が多くのイベントで使われています。夏の虫が灯火に集まるように、人も光の芸術に集まります。

Las VegasFreemont Streetには、巨大映像施設があるので有名です。数100メートルにわたって通りの天井にちりばめられたランプを多数のコンピュータで制御して、いろいろな映像プログラムを表示します。

http://www.vegasexperience.com/ (サイト画面の中の左下の画像をクリックしてビデオの再生、約2分)

私がツアーで訪れたときは、人類の誕生から宇宙ロケットまでの文明進歩の壮大な物語10分程度の映像ショーとして見せてくれました。

◆東京ミレナリオはクリスマスから元日まで東京駅付近に作られる美しい光の回廊の中の光の彫像です。このイベントのコンセプトは“人と人の交流”です。

http://www.nifty.com/millenario/ (2005年度第7回をもって休止予定。)

http://www.nifty.com/millenario/flash/ (2004年度の映像)

◆石井竜也氏がプロデュースした“Ground Angel”は、赤レンガ倉庫の広場の地面に天使の絵や子供の写真を投影します。この企画は、地球における人類普遍のテーマである“平和”を謳っています。

http://www.kanagawa-kankou.or.jp/topics/akar8/ (200412月で最後のショーを終了。)

赤レンガ倉庫の広場では、人々が50メートルほどのレンガの地面を円形に囲んでいました。ビルから天使の絵や子供の写真を流して地面に投影しています。観客の中から子供たちが円の中へ飛び出して、なわとびの縄を跳ぶように流れる映像を跳び過ごしています。波が動く映像では、波に追われた子供が自分の置かれた環境を錯覚して、浜辺で波にさらわれるように転んでしまいます。私達の日々の暮らしもそのようなものかもしれません。雲の上では明るい太陽が輝き、晴れた日には青空と美しい緑の山々があるにもかかわらず、人間は毎日の雑事に翻弄され一喜一憂しているのかもしれません。

◆“愛・地球博”では藤井フミヤ氏のプロデュースにより地上47mの世界最大の万華鏡が製作されました。テーマは“ゆとり”と“優しさ”です。

http://www.n-expo.city.nagoya.jp/live/index.html (愛・地球博は平成17925日で終了。)

 

しかしこれらは、大変高価で大学で簡単に作ることはできません。PCで計算して万華鏡や光のパターンを生成し、数台のプロジェクタで投影することにより低コストで実現可能になります。実現のためには、次のステップが必要です。

1)                  環境、平和、安らぎ、癒し、友情、などの社会の状況と時流にあったコンセプトやテーマの決定と方向付け。社会の状況や現代思想の勉強が必要。

2)                  調査と準備:イベントや博物館で実物を見学して準備と調査をする。

3)                  理論研究:文献を読んで万華鏡の数学的モデルを考える。

4)                  実装:光のパターンを生成するコンピュータプログラムを作成し、フラッシュなどのソフトで実装する。

5)                  心理的効果:人間に特別な心理効果、例えば安らぎを与えるような形状や色、模様のデザインを考える。

6)                  実用:実際に各種イベント、飲食店、テレビ局などで使ってもらうよう利用者を探す。

7)                  発表:プロジェクト発表会(学内)での実演、学会発表、「専修ネットワーク&インフォメーション」への投稿

 

提案者から一言:皆さんが努力した成果が授業の単位を取ることだけで終わるのはもったいない。実際にお店やイベントで使ってもらうようなものを目標としたい。

 

コンタクト方法

 月曜2限、または水曜3限(メールで連絡をもらったほうが確実)。

 

研究室

 9号館59517

 

電子掲示板

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電子メールアドレス

 watanuki@isc.senshu-u.ac.jp