Lamp Shade Day 3
2017.10.31 これは、火曜日のフィジカルコンピューティング開発論の講義資料です。今日の目標はハードウェアを完成させることです。 目次 I. Mechanics, Electronics and Software II. Practical Work Mechanics, Electronics and Software 組込みシステム開発には、大きく分けて3つの仕事があります。機械的仕組み、電子回路、そしてソフトウェアです。これはそれぞれ、メカ、エレキ、ソフトと呼ばれています。この3つの仕事はそれぞれに専門知識・技術が必要とされるので、一般的には分業されます。しかし、この演習ではこれら全てを体験してもらうことになります。 私たちの身近にある様々な”モノ”はデジタル化され、コンピュータによって制御されるようになって来ました。腕時計はスマートウォッチになり、自動車のエンジン制御がコンピュータ化され、ほぼ全ての家電製品にはマイコンが使われています。今や、子供用のおもちゃの多くにもコンピュータが入っています。今後ますますこの傾向は顕著になり、あらゆるものにマイコンが入るようになるでしょう。そのような世界で重要なのは、メカ、エレキ、ソフト、ヒューマンマシンインターフェイス、データ分析、ビジネス等の全体を理解し、サービスや製品を企画・提案できる能力です。 ランプシェードの演習では、メカ、エレキ、ソフトを含めた製品全体の企画、実装、評価を行います。それらの全てが重要であると意識しながら作業を進めてください。 Tips ハードウェアを作成するポイントをいくつか挙げておきます。 電池ボックスは単三2個のものから単三4個のものへ変更します。 LEDの電源は必ずF303L8の5Vからとってください。 LEDをどこに配置するかによって、ランプの光の感じが変わります。色々と実験をしてみてください。 配線に工夫をしてください。線が多くなると、それが邪魔になってランプが直立しなくなったり、断線が起きやすくなったりします。 RGBの配分を考えて、光の色をコントロールしましょう。 Practical Work 今日はハードウェアを完成させて、その写真をCoursePowerに提出してもらいます。 — by 綿貫 理明、石井 健太郎、飯田 周作 専修大学ネットワーク情報学部