9 Unity Day 1
ここでは、Unityの基本的な使い方を学びます。Unityのバージョンは2018.x.xを使っています。また、OSはMac OSXを使うことを前提としています。Windowsの場合には、キーバインディング等が異なりますので注意してください。 この講義の目的は、Unityの使い方を勉強することではありません。Unityは、一般にはゲームエンジンと呼ばれるもので、非常に高度で複雑なツールです。説明している私も、全く使いこなせていません。この講義では、Unityを使って表現できる仮想空間とマイコンを繋げることによって何か面白いことができないだろうか、ということを考えたいと思っています。 目次 9.1 Unityのインストール 9.2 基本 9.3 オブジェクトの作成 9.4 画面操作 9.5 カメラ 9.6 ビルドと実行 9.7 Let’s Try 9.8 オブジェクトに動きを与える 9.9 シリアル通信 9.10 実習 9.1 Unityのインストール Unityをインストールしてはじめに起動すると、以下のようにログイン画面が出るはずです。 ここでアカウントを作成する必要があります。”create one”というところをクリックして必要な情報を入れてください。 アカウント作成して初めてログインする際に、Unityのライセンスを選ぶようになっているはずです。unity Personalを選びます。License agreementでは、一番下の”I don’t use Unity in a …”を選びます。 9.2 基本 Unityでのプログラミングは、GUIを使った画面の見た目を作る作業と、C#を使った動きを作る作業の2つに分かれています。Unityは、それらの2つの作業を統一的に行うことができるIDEです。 Unityのプログラムは、3Dモデルやサウンドファイル、画像、C#のプログラムなど様々なものから構成されていますが、それらはProjectという単位にまとまっています。早速新しいProjectを作ってみましょう。ここでは、Project名をStepByStepにしました。 Locationには、Projectを保存する場所を指定します。Enable Unity AnalyticsはOFFにしておきます。 Unityのメインウィンドウは、4つの部分に分かれています。以下はSceneを編集するための場所で、Sceneビューと呼ばれます。 これらの場所のレイアウトは自由に変更可能です。画面の右上にLayoutというメニュがあり、好みに応じて色々なレイアウトが選択できます。この資料では、とりあえずデフォルトのまま使います。 右にある場所はHierarchyウィンドウです。ここにはSceneに配置されたオブジェクトたちの名前が表示されています。新しいProjectを作った時には、Main CameraとDirection Lightという2つのオブジェクトが自動的に作られています。 試しにMain Cameraをクリックしてみましょう。Sceneに変化がありましたね。これはSceneに配置されているMain Cameraを選択したということです。 左上の方に並んでいる6つのアイコンのうち、左から2番目の十文字のようなものをクリックしておいてください。 […]